非常に珍しい「ヒカリモ」が都内で唯一、仙川で見れるのをご存知ですか?2020年6月に見に行ってきましたのでまとめました。
※非常に貴重なものですので、公園のルールに従い、密を避けてご覧いただけるようにお願いいたします。
ヒカリモとは?
まず「ヒカリモ」とは何か調べてみました。
ヒカリモ(光藻)は日本各地の水のきれいな洞窟や、山陰などの池に生息する藻類であり、暗所で光を反射させることで黄金色に光ってみえることが和名の由来である。引用元ーWikipedia
淡水産の微細藻の黄金色藻綱に属する単細胞生物。
大きさは10マイクロメートル(ミクロン)程度とごく小さく、顕微鏡でようやく形が判る程度の大きさ。発光はせず、水面に浮かび、光を反射して金色に光って見える。
日本では北は宮城県まで全国各地に見られるそうです。日立市東滑川市にあるヒカリモ群生地では年間を通して光っているそうですが、通常は5月〜6月が見頃とされています。
都内でここだけ!仙川でヒカリモが見れるのはどこ?
都内ではここ仙川にしかない「ヒカリモ」
調布市立武者小路実篤公園内で見る事ができます。
こちらは大正から昭和にかけて活躍した白樺派の文豪・武者小路実篤が晩年すごした邸宅と敷地が市に寄付されできた公園です。豊かな自然と、実篤の邸宅や作品がみることができます。
都内でここだけ!仙川で「ヒカリモ」を見にいこう
調布市立武者小路実篤公園は基本は無料で入ることができます。(資料館は有料です)
個人所有の敷地だったとは思えないほど広大で自然が豊かで、何度行っても癒されます。
ヒカリモの時期になると、このような看板が現れます。矢印にそって進みます。
実篤先生の胸像の前にある木道をすすむと…
都内でここだけ!仙川の「ヒカリモ」はこれだ!
木道の先の小さい洞窟の中にヒカリモはありました。
この金粉を敷き詰めたような四角いところがヒカリモです。小学生に言わせると厚焼き卵みたいだね…と。
写真にはなかなか綺麗に映らないのが残念ですが、この日はかなり鮮やかに光っていました。本当に綺麗でした。
都内でここだけ!仙川の「ヒカリモ」はいつ現れた?
この「ヒカリモ」はいつから武者小路実篤公園にあったのでしょうか?この地の持ち主である武者小路実篤先生はご存知だったのでしょうか?調べてみました。
「ヒカリモ」のある菖蒲園はいつできた?
「ヒカリモ」のある菖蒲園は昭和63年に作られ、その際に池の水が引かれ入ったそうです。つまりそれまでにはここにヒカリモはなかったことなります。
この木道の周りは菖蒲園です。
武者小路実篤先生は昭和51年(1976年)に逝去されていますので、先生は「ヒカリモ」はご存知なかったということになります。
「ヒカリモ」はいつ発見された?
2005年頃に来場した方が指摘したことから、調査が始まり本物のヒカリモであることが確認されました。
都内でここだけ!仙川の「ヒカリモ」の見頃はいつ?
仙川の調布市立武者小路実篤公園の「ヒカリモ」は5月のゴールデンウィーク頃〜9月頃までが見頃だそうです。
ただし、夏の暑い時期にはすこし弱まり、涼しくなるとまた光りだすようです。
「ヒカリモ」は生物なので、その日の天候や気温などに光具合が左右されるそうです。
※ヒカリモを見る時には、離れた所からみるようにしましょう!
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